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自律神経調整薬の種類を徹底解説!!

自律神経調整薬とは

自律神経調整薬とは、名前の通り自律神経を整える働きをする薬です。

自律神経は交感神経と副交感神経から成り立っていて、基本的に日中は交感神経が活発になり、夜間は副交感神経が活発になります。

しかしストレスなどによって緊張が続く事で自律神経に負担が掛かりバランスが崩れてしまったり、またストレスは交感神経に働きかけるため、過度に興奮した状態となってしまいます。

その結果、疲労感やめまい、イライラしたり不安感が強まったりと、身体的だけでなく精神的にも不調をきたしてしまいます。

自律神経調整薬を服用する事で、自律神経の機能の調整を行う働きのある視床下部に働きかけ、興奮を抑え、自律神経のバランスが整われる事によって、不調を軽減する働きがあります。

自律神経が乱れるとどうなるのか

自律神経が乱れるという事は、交感神経と副交感神経のバランスが乱れているという事です。

自律神経はとても重要な神経で、内臓器官のほとんどに関わる神経です。

活動的になる交感神経と休息的になる副交感神経がバランスよく活動する事で内臓が動かされ、心臓は交感神経が活発になると心拍数が上がり、胃腸は副交感神経が働く事で消化活動が活発になります。

自律神経はストレスを受けるとバランスを崩してしまい、過度に興奮してしまいます。

すると内臓器官のほとんどに影響しますので、消化器に影響を受けた場合吐き気や食欲不振がおこり、血管が収縮する事で血流が悪くなり冷えたり、またイライラや倦怠感など精神的な不調も起こります。

自律神経調整薬の種類

自律神経はストレスと隣り合わせの神経ですので、自律神経の乱れは誰にでも起こります。

特に女性の場合ホルモンのバランスによっても影響を受けますので、自律神経のバランスを整えることが困難となれば薬を服用する必要があります。

グランダキシン

グランダキシンは自律神経を調整する働きのある脳の視床下部という部分に作用する事で自律神経のバランスを整える働きがあります。

自律神経は様々な理由で乱れますが、対人関係等の理由だけではなく、更年期障害や卵巣欠落症状、頭部損傷などの理由から自律神経に影響を及ぼしバランスが乱れた場合に起こる頭痛やめまい、不安感、やる気が起こらないといった症状を改善する効果があります。

作用時間が短い薬のため副作用は比較的起こりにくいといわれていますが、眠気やふらつき、食欲不振などの症状が出る事があり、使用頻度や期間によっては依存性があり離脱症状が表れることもあります。

服用方法は基本的に成分量50mgの錠剤を1回1錠を1日に3回服用するとされていますが、その人の症状や年齢などによって異なりますので服用量には注意が必要です。

価格は処方薬ですので1錠当たり13.6円となっていますので、価格的にも服用しやすいといえます。

ハイゼット

ハイゼットは1971年から販売されている歴史の長い薬で、有効成分はガンマオリザノールというお米に由来する成分が使用されています。

効果は2種類あり、1つはコレステロールの吸収を抑え、血液中のコレステロールの価を穏やかに低下させる働きがあります。

もう1つが自律神経を安定させる働きがあるといわれていて、更年期障害によって起こるイライラやめまい・頭痛等の改善作用があります。

更年期障害は女性ホルモンの分泌が低下する事によって起こりますが、女性ホルモンが減る事によって糖質代謝が減少し、コレステロールの値が高くなりやすくなっていますので、更年期障害の症状にぴったりの薬と言えます。

緩やかに作用する薬の為、比較的副作用もほとんど起こらないといわれていますが、人によっては眠気や吐き気などの症状があらわれます。

服用方法はコレステロールのために服用するのか自律神経を安定させるために服用するのかで異なりますが、自律神経を安定させるために服用する場合、1日に10mgから50mgを服用します。

ハイゼットもグランダキシンと同様に年齢や症状によって服用量が異なりますので注意が必要です。

価格は50mgでも1錠当たり9.6円ととてもお求め安い価格となっています。

自律神経失調症には抗不安薬も用いる

自律神経が乱れる事で身体は様々な影響を受けます。精神面での影響で不安感や不眠などの症状が出る場合があり、グランダキシンなどの自律神経のバランスの乱れを整える働きのある薬を服用する事で症状が緩和される事もありますが、それだけではなく、抗不安薬を用いる場合もあります。

グランダキシンの有効成分であるトフィソパムは系統でいうとベンゾジアゼピン系の抗不安薬ですので、近い作用があるのでしょう。

抗不安薬の多くはベンゾジアゼピン系という種類の物で、不安感や緊張を和らげる働きがあります。

その中でもエチゾラムは効果が現れるのが早く体内に残りにくいので自律神経のバランスの乱れによって起こった不安感や不眠の症状をすぐに緩和する働きがあります。

自律神経が乱れる事によって起こる症状のなかでも、不安感、緊張感、めまい、不眠、などといった症状が現れる場合には、自律神経調整薬だけでなく、抗不安薬を使用する事でも症状が緩和されます。

抗不安薬というと、うつ病などの精神病というイメージがある方も多いですが、不調が続く事もストレスとなりますので、症状が悪化する前に早く症状を緩和させる、早めに服用する事も大切と言えます。

まとめ

自律神経は精神的なストレスや身体的なストレスから影響を受けやすく自分の意思でコントロールできないため乱れやすい神経です。

身体の不調の原因が自律神経のバランスの乱れによって起こっている場合は、自律神経調整薬を服用する事で改善されますが、不安感や緊張感、めまい、不眠などの症状が強く出る場合は、抗不安薬を用いて改善を図る場合もあります。

更年期障害が原因で自律神経に影響を及ぼしている方であれば、ハイゼットを服用するとより効果的というように、自律神経のバランスが崩れる理由にって服用する薬を選ぶとより効果的に改善できるでしょう。